「帰ろう」の一言が地雷!?
ある晴れた午後。
子どもがご機嫌で滑り台を何往復もし、
あっちの遊具に登ったり、訳もなく、ずっと何もないところで走り回ったり。
「そろそろ帰ろうか〜」
……その瞬間、空気が変わります。
動きがピタッと止まり、こちらをジーッと見つめる2歳の愛娘。
そして次の瞬間、地面にゴロンと寝そべってアピール開始。
それはもう、全身を使った「帰りたくない」アートのようです(笑)
子どもが“帰りたくない”のは、自然なこと
この行動、イヤイヤ期の定番ともいえるものですが、
子どもにとっては理にかなった行動なんです。
🧠 なぜ帰りたがらないの?
- 今が楽しすぎて終わらせたくない
- 「帰る」が“つまらないこと”だと感じている
- 切り替える準備ができていない
大人でも、楽しい飲み会や旅行の終わりは寂しいもの。
子どもはそれを、感情のままに全力で表現しているだけなんですね。
我が家の“地べたアピール”対処法
かつては「もう行くよ!」「おやつないよ!」などと
小さな脅し(よくないと分かってても💦)に頼っていたり、無理やり抱き抱えて連れてましたが、
うまくいったことは…ほぼゼロでした。
そこで実践し始めたのが、“次の楽しみ”を見せる作戦です。
✔️「次の楽しいこと」をセットにする
「帰る=終わり」じゃなく、
「次に楽しいことがあるよ」と伝えることで、切り替えが少しラクになります。
例:
- 「おうちで一緒にクッキー食べよっか」
- 「帰ったらお風呂にアンパンマンが待ってるよ!」
- 「帰ったら絵本読もうね」
この“次の楽しみ”を見せることで、
子どもは「奪われる」感覚ではなく「移動する」気持ちになれるようです。
でも、それでも寝そべる時は…
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
全力で地面に寝転がって、無理やり抱き抱えてもスライムのようにするする落ちていってしまいます。
そんなときは、「気持ちに寄り添う」だけでもOK。
たとえば…
- 「楽しかったね〜、もっと遊びたかったよね」
- 「また明日も来ようね」
- 「すごい滑り台楽しかったもんね、まだまだ滑りたいよね」
子どもが感じている気持ちを代弁してあげると、
不思議と落ち着くことが多いです。
公園の帰宅バトル、親の“心の準備”も大事
「帰らない!」が続くと、親の方もイライラがたまりますよね。
私も「急いで帰ってごはん作らないと!」という焦りで、
つい強めに言ってしまったことも…。
でも最近は、「今日も一度は寝そべるだろうな」と覚悟して公園に行くようにしています。
そして、声かけの中に「次の楽しみ」と「共感ワード」を1セット入れておく。
これだけでも気持ちがかなりラクになりました。
帰りたくない=それだけ公園が大切な場所
「まだ帰りたくない」と全身で訴えるわが子を見ていると、
公園って、子どもにとってどれだけ大切な場所なのかがよくわかります。
- 思いきり体を動かせる
- 自分でやりたいことができる
- 誰にも止められない時間
そんな特別な空間だからこそ、手放すのが惜しいんですよね。
まとめ|“地べたアピール”は、成長の証
「帰ろう」と言ったら、全力で寝転がって拒否する。
そんな場面は一見大変だけど、
子どもが感情を表現できている証拠だと受け取るようにしています。
毎回スムーズにいくとは限りませんが、
“次の楽しみ”と“共感の言葉”が、親子のスムーズな切り替えを助けてくれます。
そして何より大切なのは、
**「親も疲れるのが普通」「うまくいかない日もある」**と自分に言ってあげること。
育児に完璧なんてない。
だからこそ、少しずつ自分の「型」を見つけていけたらいいですよね。
🔖この記事のポイントまとめ
- 公園での“帰らない!”は子どもにとって自然な反応
- 「次の楽しみ」を提示することで切り替えやすく
- 共感の声かけで気持ちを受け止める
- 親も心の準備をしておくと気持ちがラクになる
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