イヤイヤ期、まさに毎日が試練だった
2歳の娘がイヤイヤ期に入ったのは、ちょうど息子が生まれて数ヶ月経った頃。
下の子のお世話に追われつつ、上の子の「イヤ!」「やだ!」に毎日心がすり減っていくような日々でした。
特に朝の準備は地獄絵図。
着替えない、靴下はかない、ご飯食べない…と、すべてが戦いでした。

父親としては「どうしたらスムーズに動いてくれるのか?娘の気持ちは理解出来ないのか?」を毎日考えていました。
最初は「怒らず言い聞かせる」「選択肢を与える」など王道の方法も試しましたが、なかなかうまくいかず。
そんな中で、ある日ふとした一言が転機になったんです。
「ごっこ遊び」に変えてみたら世界が変わった
ある朝、またいつものように着替えを全拒否していた娘。
イライラしてしまいそうな気持ちを抑えて、思わずこんなことを言ってみたんです。
「…じゃあさ、今日は“プリンセスごっこ”しよっか?」
「えっ…?」
「パパは王様。お姫さまにドレスをお持ちしますね〜って。これがドレス(=Tシャツ)です!」
娘の目がキラッと光って、「それ〜!」と笑いながら着替え始めたんです。

そこから一気にムードが変わって、ご飯も「お城のごちそうよ〜」「いただきまーす、王子さま」みたいな流れでクリア。
「あれ?なんか今日、楽しくない…?」
夫婦で顔を見合わせたのを今でも覚えています。
毎日が舞台。「ごっこ遊び育児」が習慣に
それ以来、我が家では“ごっこ遊び育児”が定番になりました。
- 着替え→お姫さまの衣装にお着替え
- 歯みがき→キラキラ歯をチェックする歯医者さんごっこ
- 保育園へ出発→バスごっこ or レースごっこ
- ごはん→レストランごっこ or みんなでおままごと風に
ポイントは「子どもが乗りやすい設定」を用意してあげること。
こちらがその気になって、ちょっとオーバーに演じてみせると、子どもも自然にその世界に入ってきてくれます。
ごっこ遊びは、子どもの“心の安心”を作ってくれる
後から知ったのですが、ごっこ遊びって、ただの遊びではなくて、子どもが自分の感情を整理したり、理解したりするプロセスでもあるそうです。
イヤイヤって、「自分でやりたい」気持ちが爆発してる状態。
でもうまくいかない。自分でもコントロールできない。
そんな時に、「お姫さま」や「店員さん」になりきることで、今の自分を切り替えるきっかけになるんですよね。
しかも、ごっこ遊びの中だと、親も怒らずにすむ。
むしろ笑って関われるから、こっちも精神的にラクになる。
もちろん、毎日うまくいくわけじゃない
…と、ここまで書いておいてアレですが、もちろんうまくいかない日もあります。
「ごっこ遊びなんて嫌!」って言われることもありますし、こっちに余裕がない時は“ノリ”すら出ません。
でも、「子どもがグズグズしてる時=遊びチャンス」と思えるようになったのは、すごく大きな変化でした。
以前の僕なら、「また始まった…」とため息をついてたところが、
今では「よし、今日の役はなんにしよう?」って考えるくらいには成長できたと思ってます。
まとめ:親も一緒に“遊ぶ”だけで、子育てはもっと楽しくなる
イヤイヤ期って、ほんとに大変。
こっちの余裕を全部持っていかれるような日もあります。
でも、**「楽しませよう」じゃなくて「一緒に楽しもう」**というスタンスに変えたら、少しずつラクになってきました。
子どもと一緒に、毎日ちょっとした劇場を楽しむくらいの気持ちで。
その場のノリで乗り切れることって、思ってるより多いです。
ごっこ遊び、ぜひ試してみてくださいね。

✏️あとがき
この記事を読んで「わかる〜!」と共感してくれた方は、
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そして、あなたの“ラク育てエピソード”もあったら、コメントで教えてくださいね。
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