出産準備を始めると、ほぼ確実に候補に入るのが「ベビーベッド」。
でも実際のところ、「必要ないのでは?」と思った方も多いはず。
そんなご家庭向けに2人の子供がいる我が家からの
リアルなベビーベッドの使用感と”もう一つの選択肢”までまとめて解説します。
我が家では、長女が生まれる前にベビーベッドを購入し、約2年使い、
長男が生まれるタイミングで当時2歳の長女はベビーベッドを卒業、別の寝具へ移行しました。
その経験から感じたのは「赤ちゃんのため」だけで選ぶと後悔しやすいということ。
これから購入を考えている方の役に立てば嬉しいです。
ベビーベッドは本当に必要?
結論から言うと、家庭環境によって必要性が大きく変わる育児用品です。
我が家では長女が生まれてから約2年、長男が生まれてからは約1年使って重宝していますが、
周りの家庭では必要なかったという声も。
・ベビーベッドが絶対あった方が安全な家庭
・ベビーベッドを数ヶ月で使わなくなる家庭
どちらも存在します。
つまり「とりあえず買う」は値段もそこそこしますし、
一番もったいない選択肢だと思います。
この記事を見てくれている人がどちらに当てはまるか是非チェックしてみてください。
ベビーベッドをみんなが買う理由
まずそもそもベビーベッドが必要とされている理由や
周りの家庭に聞いた買う理由をまとめてみました。
自分の寝返りで踏み潰さず安全そう
大人と生まれたての赤ちゃんが同じ布団で寝ることに不安を感じるのは当然です。
私も長女が生まれる前はベビーベッドが仮にないと、
寝返りで赤ちゃんを潰してしまったらどうしよう?と謎の不安に襲われていました。笑
初育児の家庭ほど「赤ちゃんを圧迫しない環境」を求め、ベッドを選びやすくなるようです。
専用スペースがある安心感
夫婦とは別の赤ちゃんの居場所が明確になるため、
「ここに寝かせればOK」という精神的な安心があります。
一緒に添い寝していると親も寝返りが打ちにくくなったり、
どこからどこまでが子供のスペースかも曖昧になるので、
親が自分の眠りのスペースを確保して寝たいという家庭はベビーベッドを選ぶようです。
出産準備リストに必ず載っている
ベビーベッドは多くの準備リストに掲載されているため、
“必須アイテム”だと思い込みやすいのも理由です。
必要か必要じゃないか分からないからとりあえず買ってみようと買う家庭が多いようです。
子供が生まれる前は仕事をしている家庭も多いと思うので、
準備リスト1つ1つ必要かどうかを考えている時間もない家庭も多いのではないでしょうか。
正直我が家も結婚式をしてから半年後くらいには長女の出産だったので、
バタバタで準備リストをとりあえず揃えてみた家庭ではあるので、気持ちはわかります。笑
実際に使ってみて分かるリアル
ここからは、我が家で使っているリアルなコメントや
他の家庭でベビーベッドを使ってどうだったかなどについて、聞いたことをまとめます。
ぜひ参考にしてみてください。
使った期間は平均3〜6ヶ月
我が家は2人合わせて3年くらいベビーベッドを使っていますが、
他の家庭ではそこまででもなく、
平均すると3〜6ヶ月ほどで使用頻度が減る家庭が多いようでした。
・寝返り
・夜泣き
・授乳頻度の増加
で親の移動コストが増えるから、それだったら添い寝の方がいいんじゃないかと
ベビーベッドを使わなくなった家庭も多い印象でした。
卒業後、物置化する事も多い
大型家具の宿命ですが、使わなくなると置き場に困ります。
ベビーベッドを使わなくなった後は意外と片付けるのが後回しになり、
そのままあまり使わなくなった子供用品を置いたり、埃をかぶっている、なんて家庭も。笑
案外、使わなくなった後は分解するのも手間ですし、
解体後も保管するスペースが案外必要だったりと意外と苦労している家庭は多いようです。
特に2人目、3人目を考えているご家庭は次の子の事も考えて
いつ解体しようかなど迷ってしまってそのまま、、、という事が多いようです。
準備しても合わずに添い寝に移行する家庭も
夜の授乳やオムツ替えなどの対応はもちろん、
抱っこからベッドに置くと背中スイッチが入ってしまうから、と
結局同じ布団で寝てしまう事が多くなり、それだったら添い寝でいいか、
とベビーベッドから添い寝に移動するケースは案外多いようです。
何度もベビーベッドを行き来するのは親も腰が痛くなってしまいますしね。
あるある問題:ベビーベッドの「高さ」
ベビーベッドのよくある問題点として、高さ問題が上げられるので、
なぜその問題が出てくるのかを次にまとめていこうと思います。
腰が悲鳴をあげる
かがむ回数の多さ
多い家庭だと、1晩で10回以上も抱き上げるようですが、
すぐ5キロ以上になる子供を抱えるのは本当に大変です。
イメージとしては、5キロのお米を1晩で10回以上抱える作業があると考えてください。
毎回中腰になり、毎日続く事になるので、腰への負担は想像以上です。
我が家はそこまで多くなく、5回前後くらいですが、それでも連日続くと
腰は常にバキバキの状態になってしまいます。
夜間授乳の負担
かがむ回数も多い中で、夜中2時3時くらいに半分寝た状態で立ち上がる動作が続くと、
変な体勢で抱き抱える事も多く、それが疲労が蓄積した腰を直撃する事も。
そうなるとかがむ回数は変わらないですが、その度に腰に痛みが走る事もよくあります。
また、ミルクを作らないといけないご家庭だと急いで作る事もあるので、
その時に急に立ち上がったりする事もあるので、そこもかなり腰に負担がかかります。
赤ちゃんの成長とともに合わなくなる高さ
親の腰の負担を乗り越えたと思ったら、次は子供が大きくなる事に伴う
高さ問題が発生します。
どんなタイミングで合わなくなってくるか代表的なものをまとめます。
つかまり立ち期の危険
つかまり立ちが出来るようになる生後7〜11ヶ月くらいが要注意。
ゴロゴロ寝ている事が前提の子供が急に立ち上がると進撃の巨人並みに
ベビーベッドの柵から見られる事もあります。
〈イメージ図〉

その時は床の高さを調整する必要があるのですが、すぐその日に変えないと頭から転落するリスクもある為、要注意です。
動きが活発になると親としては嬉しいですが、子供の安全性が変化します。
柵を乗り越えるリスク
思った以上に早く“脱出”を試みるようになります。
つかまり立ちして、足を上げられるようになると柵の上段や中段くらいに足をかけて
そこから乗り越えようとします。
特に我が家では娘はそんなに危険なことはしませんでしたが、
息子は何度も乗り越えた事があります。
(落ちた先がマットレスだったので大事には至りませんでしたが、本当に焦りました。)
活発な子供は特にすぐに乗り越えようとするので、本当に要注意です。
下段にすると余計にしんどい
つかまり立ちの時期を超えると、中段から下段に床を下げることを1つ目で書きましたが、
安全のため高さを下げるほど、親の腰への負担は増加します。
抱き抱える時の腰への負担も中段の時よりも大きくなりますし、
最初に比べれば赤ちゃんもかなり重くなっているので、
腰への負担はベビーベッド使いだしの時よりもかなり大きくなります。
ベビーベッドを買う前に考えておきたい5つのこと
これまでの話を踏まえて、僕なりのベビーベッドを買う前に考えておくべき
5つのポイントをまとめます。
ぜひこれから購入を検討している人はチェックしてみてください。
使用期間は何ヶ月想定?短期間ならレンタルもあります。
半年以内ならレンタルも選択肢としてありです。
我が家では2歳差で下の息子が生まれた時にまだ長女はベビーベッドだったので
添い寝に移行する期間に3ヶ月くらい元々のベビーベッド+レンタルベビーベッドの2つを使っていました。
楽天などでもレンタルしているようなので、期間限定で考えている人は1つ選択肢として考えてみてください。
レンタルであれば期間が限られているので、ベビーベッドが物置化する、なんて事も防げると思いおます。
夜間は添い寝する可能性は?授乳頻度が多そうなら最初から添い寝も視野に
夫婦どちらかが小さい時によく夜泣きしていたという話があるなら、授乳回数が多い可能性も。
置くとすぐ泣いてしまう、いわゆる背中スイッチがある子の場合も。
いずれかの場合は夜添い寝する可能性もあるので、その場合は最初からベビーベッドではなく、
添い寝という選択肢もありかもしれません。
部屋の広さに余裕はある?スペースは結構必要です。
ベビーベッドはかなりスペースを取ります。
標準タイプで「120cm × 70cm」
大人のシングルベッドが「195cm × 97cm」なので、シングルより一回り小さいくらい。
これがあるだけで生活導線が大きく変わります。
しっかり親が寝るスペースも含めて部屋の広さに余裕があるか?は要注意です。
兄弟が増えたらどうする?長期的な使い道を考えて
兄弟が増えたらどうするか、何人子供が欲しいかも含めて長期的な使い道を考えましょう。
例えば我が家の2人の子供がいる場合、こんな感じで変わっていきました。
・夫婦2人の時
→シングル×2つ
・夫婦2人+上の子の時
→シングル×2つ + ベビーベッド(生活動線確保)
・夫婦2人+上の子+下の子(上の娘の添い寝移行期間)
→シングル×2つ + ベビーベッド × 2つ(親のシングル2つを並べずでギリギリ)
・夫婦2人+上の子(添い寝)+下の子
→シングル×3つ + ベビーベッド(シングル3つを並べてギリギリ)
我が家はこのように移行していき、結局1つのベビーベッド+一時期レンタルベビーベッドで
乗り切れましたが、部屋の大きさなども含めて長期的にどうするか?はある程度考えておいた方が
後から後悔が少ないと思います。
処分・保管方法は?必要無くなったらどうする?
大型育児用品の盲点です。
とりあえず必要で買ってしまうと必要なくなった時にただのスペースを取るだけに。
どこに片付けるか、いつ処分するのか、知り合いにあげるのかなど
ある程度どうするかは考えておいた方がスムーズかなと思います。
ベビーベッドが向いている家庭
今までの話を踏まえてベビーベッドが必要だと思う家庭はこんな感じです。
ペットがいる
ペットがいる家庭はペットが赤ちゃんを傷つけてしまう可能性もあるので、
物理的に分ける方が心理的にも安全が大きいです。
ペットが赤ちゃんが寝ている部屋を出入りしている家庭はベビーベッドが必要だと思います。
上の子がまだ小さい
上の子供が言葉が話せるようになり、言っている事への理解力があれば防げますが、
そうでないうちは下の赤ちゃんはベビーベッドに寝かせておいた方が良いです。
ベビーベッドが子供同士の接触事故の防止になります。
完全に別室、別空間で寝かせたい
睡眠環境を分けたい家庭向けです。
大人も夜しっかり寝るためにはやはり空間をベビーベッドで強制的に分けて
赤ちゃんはベビーベッドで寝かせた方が良いです。
ワンオペで安全を最優先にしたい
視界から離れる時間がある家庭では有効です。
生まれてすぐは大丈夫ですが、寝返りをしたり、ずり這いをしだすと
どこに行くか本当に分かりません。
そういう時に目を離す可能性があるご家庭はベビーベッド導入を検討してみてください。
高さが合わないと感じた人へ ― 床マットレスという考え方
ここまでを踏まえて、ベビーベッドが合わない、、、という家庭もあると思います。
そういう時にはベビーベッドではなく、床マットレスも検討してみても良いと思います。
実際に我が家で使ってよかった床マットレスはこちらです。
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レビュー記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
【徹底レビュー】エムールのマットレス|ベビーベッド卒業にぴったりで子育てが楽になった理由
床マットレスの何がいい?
では、床マットレスの何が良いかも簡単に要点を絞って記載しておきます。
添い寝がラク
夜間対応の移動が減ります。
夜は絵本を読みながら、そのまま添い寝も出来るので、
寝そうになったらベッドに置く、、、そして背中スイッチ発動、なんて事にはならずに済みます。
落下の心配がない
高さゼロに近く、事故リスクが低いです。
もし落ちてしまってもそこまで大事にはならないと思います。
子供が大きくなっても使い続けられる
ベビーベッドはある程度の年齢になると限界がきますが、
床マットレスであれば小学生になっても継続使用できます。
特に切り離せるタイプであれば子供専用のマットレスにすることも可能です。
床マットレスに切り替えた場合のメリット
夜間対応が圧倒的にラク
これまで書いたように、ベビーベッドの最大の負担は
夜間の「立つ → 抱き上げる → 置く」動作です。
床マットレスだと
- 添い寝でそのまま授乳できる
- 寝かしつけの移動がない
- 背中スイッチが起きにくい
つまり
「起き上がる回数」が減ります。
これは育児疲労をかなり減らすこと間違いなしです。
腰への負担が少ない
ベビーベッドは
- 中腰で抱き上げる
- 赤ちゃんが重くなる
- 夜中で姿勢が崩れる
という問題があります。
床マットレスなら
- 横から抱き寄せるだけ
- しゃがむ必要がない
ので
腰痛リスクがかなり減る可能性が高いです。
これは実際の育児ではかなり大きいポイントです。
落下事故のリスクが低い
ベビーベッドでは
- つかまり立ち
- 柵を乗り越える
などの転落リスクがあります。
床マットレスなら
- 高さほぼゼロ
- 落ちても大事故になりにくい
という安心感があります。
子供が成長しても使える
ベビーベッドは
使用期間が短い(3〜6ヶ月が多い)です。
一方、床マットレスは
- 幼児
- 小学生
まで使える可能性があります。
つまり
長持ちして、コスパが良いと言えると思います。
部屋を広く使える
ベビーベッドは
- 約120×70cm
- 固定家具
なので動線を圧迫します。
床マットレスは
- 折りたためる
- 移動できる
ため
生活動線が柔軟になることにつながります。
床マットレスに切り替えた場合のデメリット
大人が赤ちゃんを圧迫するリスク
ベビーベッドの最大の目的は
赤ちゃんの安全なスペースの確保
床マットレスだと
- 寝返り
- 布団が被る
- 添い寝圧迫
などのリスクはゼロではありません。
特に
- 新生児期
- 初めての育児
では心理的不安が出やすいです。
ペット・上の子がいると危険
記事でも書かれている通り
ベビーベッドが向いている家庭は
- ペットがいる
- 上の子が小さい
ケース。
床マットレスだと
- 上の子が乗る
- ペットが入る
など
物理的に防げない
という問題があります。
目を離すと移動する
赤ちゃんは
- 寝返り
- ずりばい
を始めると
どこへ行くか分からない
床マットレスは柵がないため
- 部屋の安全対策
- ベビーゲート
などの準備が必要になります。
衛生管理(湿気)が必要
床マットレスは
湿気問題があります。
- カビ
- ダニ
対策として
- 立てる
- 除湿シート
- すのこ
などの管理が必要です。
パパ目線で考えた“合理的な寝具選び”「今」だけでなく「3年後」まで考える
パパ視点で重要なのは「安全性+継続性+体力消耗の少なさ」。
育児用品は感情で選びがちですが、
使用年数と生活動線から逆算すると後悔しにくくなります。
ベビーベッドは決して不要ではありません。
ただし「全員に必須」でもありません。
・家庭環境
・夜間対応の頻度
・将来の使い道
この3つを基準に選ぶと、納得できる選択になります。
赤ちゃんのためだけでなく、
家族全員が眠れる環境を作ること
それが一番合理的な育児準備だと感じました。

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