夫婦仲は悪くない。でも、なんかモヤモヤしてた。
「夫婦関係、うまくいってますか?」
こう聞かれたら、僕はたぶん「うん、悪くないと思う」と答えていたと思います。
実際、育児も家事も一緒にやってるし、会話もあるし、ケンカらしいケンカはあまりしない。
でも…それでも、なんかこう、心の奥に小さな“モヤモヤ”が溜まっている感覚があったんです。
たとえば…
- 「いつも俺が風呂入れてるよな…?」
- 「食器は片付けてるけど“ありがとう”って言われないな」
- 「最近、話すのって“今日の献立”と“明日の予定”ばっかりじゃない?」
言わないだけで、お互いに不満や違和感は確実にある。
でも、言ったら喧嘩になりそうで言えない。
そんな状態が続くと、なんとなく距離ができてくるんですよね。
不満が爆発した、ある夜の夫婦会議
ある日の夜、子どもたちを寝かしつけたあと、妻が一言。
「なんかさ、最近ちょっと疲れてない?」
最初は「そうかもね〜」くらいに流そうとしたけど、珍しく妻が続けてきました。
「正直言っていい?
私、○○(僕の名前)が子どものオムツ替えてくれてるの、ほんとに助かってる。
でもね、“お風呂はやってる”って顔をされると、なんかこっちが“やってない”って言われてる気がして、すごく嫌。」
…正直、グサッときました。
でも、妙に納得もしたんです。僕は「やってる自分」に安心して、相手の気持ちに鈍感になっていた。
気づけば、僕も妻に対して抱えてた不満がボロボロ出てきて、気がついたら2時間くらい語り合ってました。
翌日、「これ、定例にしない?」と提案してみた
一晩寝て頭がスッキリした朝、ふと思いました。
「これ…月1でやったら、もっと早く気づけるんじゃない?」
そこで提案したのが、我が家の**「なんでも不満DAY」**。
ルールはシンプル:
我が家の「なんでも不満DAY」ルール
- 毎月1回、寝かしつけ後に開催(30〜60分)
- お互いに「不満・要望・直してほしいこと」を正直に伝える
- 否定・反論は禁止。まず“受け止める”だけにする
- 最後は「ありがとう」で締める(←超重要)
実際にやってみたら、意外と笑える内容も多かった
1回目の「不満DAY」はちょっとドキドキしながら始めたんですが、
蓋を開けてみたら、思ったより深刻じゃない不満も多かったんです。
- 「トイレットペーパーの芯、捨ててよ(笑)」
- 「夜中の“ふとん奪い”やめて(笑)」
- 「洗濯物たたむ順番、地味にこだわりあるから揃えてほしい」
でも、こういう“笑い話レベルの小言”こそ、日々の積み重ねになる。
それに、不満を言っても「怒られない」「ちゃんと聞いてもらえる」ってだけで、安心感がすごくあるんですよね。
「言える関係」って、実はとてもラク
「不満を伝える=喧嘩の原因」だと思ってたけど、
実は逆で、「不満を伝えられないこと」が喧嘩のもとだったと気づきました。
言えたほうが、ラク。
言われても、ちゃんと聞いてもらえたら納得できる。
それがわかっただけで、夫婦関係はグッと軽くなりました。
お互いの“してくれていること”にも敏感になれた
この「不満DAY」を続けていくうちに、不満だけじゃなく感謝の量も増えた気がします。
「そういえば、毎日朝ごはん作ってくれてるよな」
「子どもが泣いた時、一番に動いてくれてるな」
お互いがしていることに、ちゃんと気づいて、伝えられるようになってきた。
まとめ:「定期的に言える場」が夫婦関係の潤滑油になる
子育て中って、ただでさえ毎日バタバタして、感情が後回しになりがち。
それでも、「定期的に本音を出す場所」があるだけで、すごく健全になれると思います。
「話すこと」って、ほんとに大事。
そしてそれは、特別な旅行や記念日よりも、日常の中の小さな時間でできること。
✏️あとがき
夫婦の関係も、育児と同じく「育てていくもの」だなと思います。
ぜひ皆さんの家庭でも、「なんでも不満DAY」、ちょっと取り入れてみてください。
「こんな形でやってるよ!」というアイデアもあれば、コメントで教えてくれると嬉しいです!
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